第90期高知市民の大学
事業報告
開催日時 | 2021年10月1日(金)~2022年2月1日(火) 18:30~20:00 |
会場 | 高知市文化プラザかるぽーと 11階 大講義室 |
入場者数 | 火曜日コース57名、金曜日コース27名、一日受講25名 |
■火曜日・自然科学コース「宇宙から見る・地球から見る-太陽系と星々の探索-
■金曜日・総合コース「コロナ禍に喘ぐ世界、これからどうなる? どうする」
火曜日コースでは、研究者らの努力と最新の科学技術によって日々進歩し続けている宇宙や天体の観測方法やその成果について、人工衛星や小惑星探査機などを例に、主に県内の大学や研究機関で活躍している研究者らから学びました。また、その帰還が多くの感動を呼んだ小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャの津田雄一氏も講師を務めるなど充実した内容となりました。
金曜日コースでは、コロナ禍で浮かび上がった社会の様々な問題について、政治や経済、医療、教育、文化、法律などの専門家らが現状を説明し、さらにコロナ禍が過ぎたあとの社会に向けて私たちは何を考え、どう行動するべきかについて提起しました。それを受けた受講生らも講師と活発に質疑応答を行うなど、熱心に議論を深めていました。
※新型コロナウイルス感染症の予防策について
チラシ(PDF)に詳細を記載しています。必ずお読みください。マスクの着用や受講生同士の間隔の確保など、皆さまのご理解・ご協力をお願いいたします。
21世紀に入り、世界も日本も大きな曲がり角に来ているように思われます。拡大から縮小へ、競争から共存へ、社会も私たちの生活も大きく変わりつつあり、新しい価値観も生まれてきています。しかし一方では、これらの変化には惑わされずに、数千年の人類の歴史を貫く価値観も厳然として存在しています。私たちは社会の変化を知り、これに対応する必要に迫られる一方で、時間と空間を超えた不変の真理にも心を惹かれます。
創設以来45年、県下における生涯学習のパイオニアである「高知市民の大学」は、「食品」や「経済」といった生活に密着した問題と、「宇宙」や「心」のような、いわば「不易」な問題をバランスよく取りあげて、毎回多くの市民の皆様に受講していただいております。大学外や県外からも魅力ある講師をお招きするのも本大学の特徴です。
夕べのひと時、共に学び、共に考えませんか? 知の刺激は心地よいものです。
在学期間 | 2021年10月1日(金)~2022年2月1日(火) |
場所 | 高知市文化プラザかるぽーと11階 高知市立中央公民館 大講義室 |
曜日と時間 | 火曜日 自然科学コース 18:30~20:00 金曜日 総合コース 18:30~20:00 |
募集人員 | 各コース50名(先着順) ※火曜日 自然科学コースは定員に達しました。 |
受講料 | 1コース 2,800円(テキスト代500円を含む) 両コース一括 4,800円(テキスト代1,000円を含む) ※定員に余裕がある場合は1日だけの受講も可能 各回500円 ただし、当日のお申し込みは座席の空席状況によってはお断りする場合がありますので、事前にお電話でお問い合わせください。 (感染症予防策として定員を縮小しています) |
お申し込み・ お問い合わせ | 2021年9月1日(水)から高知市文化プラザかるぽーと8階 高知市文化振興事業団で受け付け。 (月曜休館、ただし月曜日が祝日・振替休日に当たる場合は開館) 〒781-9529 高知市九反田2-1 高知市文化振興事業団 市民の大学 係 TEL:088-883-5071 |
その他 | ・受講期間中は新型コロナウイルス感染症の予防策を実施します。 ・講義の課程は下記のとおりですが、講師の都合、天候や新型コロナウイルスの感染の状況により、 やむを得ず日程変更や中止、講師のリモート出演となることがあります。 ・最終日には閉講式を行い、10日以上出席した受講生には修了証書を授与します。 ・会場には有料駐車場があります(30分ごとに150円) ※身体障害者手帳(1~4級)をお持ちの方は最初の1時間の料金が無料になります |
後援 | 高知新聞社・RKC高知放送 |
主催 | 高知市民の大学運営委員会 高知市 公益財団法人高知市文化振興事業団 |
火曜日・自然科学コース
「宇宙から見る・地球から見るー太陽系と星々の探索ー」
【日程・テーマ・講師一覧】 ★講師名(一部)に所属先等のページのリンクを貼っています
10月5日 | はじめに/日本の天文の歴史を概観して 高知大学理工学部 教授 津江 保彦 |
10月12日 | 彗星と小惑星の発見 芸西天文学習館 講師 関 勉 |
10月19日 | 太陽系の惑星・衛星とハビタブルゾーン 高知大学理工学部 講師 長谷川 精 |
10月26日 | 竜串の地層から探る火星の環境 高知大学理工学部 講師 長谷川 精 |
11月2日 | 月の探査-月周回衛星かぐやと最近の動向- 高知大学理工学 教授 本田 理恵 |
11月9日 | 高知発・初の人工衛星による宇宙探査 高知工業高等専門学校 客員教授・名誉教授 今井 一雅 |
11月16日 | 太陽系からの地球帰還-2機の「はやぶさ」カプセルによる衝撃波の観測- 高知工科大学システム工学群 教授 山本 真行 |
11月30日 | 小惑星探査機はやぶさ2の挑戦とその成果 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 教授 はやぶさ2プロジェクトマネージャ 津田 雄一 |
12月7日 | 小天体の探査-はやぶさ2の成果と今後の展開- 高知大学理工学部 教授 本田 理恵 |
12月14日 | 惑星物質科学:惑星探査により何がわかってきたのか 海洋研究開発機構 高知コア研究所 主任研究員 伊藤 元雄 |
12月21日 | 地球観測衛星による植生観測の動向 高知工科大学システム工学群 教授 高木 方隆 |
1月11日 | 宇宙からの視線を防災に活用する 高知県立大学文化学部 教授 大村 誠 |
1月18日 | コンパクト星の合体と日本での重力波観測 高知大学理工学部 教授 飯田 圭 |
1月25日 | 「高知の星」の魅力・芸西天文学習館への招待-小惑星の軌道観測からわかってきたこと等- 芸西天文学習館 講師 吉岡 健一 |
2月1日 | 高知みらい科学館から宇宙の星々へ 高知みらい科学館 主任 前田 雄亮 |
金曜日・総合コース
「コロナ禍に喘ぐ世界、これからどうなる? どうする」
【日程・テーマ・講師一覧】 ※10月29日と12月24日の講義日程を変更しました
10月1日 | 高知におけるスペイン風邪の歴史から考える 土佐史談会 副会長 公文 豪 |
10月8日 | 新型コロナウイルス感染症-基本的知識とワクチン- 土佐希望の家 医療福祉センター長 高知県感染症対策協議会会長 吉川 清志 |
10月15日 | コロナ禍とグローバリゼーション 元 高知短期大学 副学長 細居 俊明 |
10月22日 | コロナショックと地域経済:高知県の状況を中心に 高知大学人文社会科学部 教授 岩佐 和幸 |
10月29日 | コロナ対策・緊急事態条項と憲法 高知大学人文社会科学部 准教授 岡田 健一郎 ※根小田 渡 先生の「コロナ禍で顕になった日本政治の劣化」は中止になりました |
11月5日 | 「説明のない社会」から「説明のある社会」へ 高知大学・高知工科大学 名誉教授 村瀬 儀祐 |
11月12日 | コロナ禍における政府事業のアウトソーシングについて考える 高知大学・高知工科大学 名誉教授 村瀬 儀祐 |
11月19日 | コロナ禍の中の台湾:中国、香港をみる人々の対応と暮らし 高知大学 名誉教授・特任シニアプロフェッサー 吉尾 寛 |
11月26日 | 舞台芸術シーンから見たコロナ禍 特定非営利活動法人 蛸蔵 吉田 剛治 |
12月3日 | コロナ禍と学校教育 高知大学教育学部 教授 加藤 誠之 |
12月10日 | リハビリテーションとコロナ 南国中央病院 副院長 宮本 寛 |
12月17日 | With コロナとPost コロナを見すえた福祉・社会政策と私たちの暮らし 高知県立大学社会福祉学部 教授 田中 きよむ |
12月24日 | コロナ禍で顕になった日本の様々な脆弱性について 高知大学名誉教授 岩田 裕 ※岡田 健一郎先生の「コロナ対策・緊急事態条項と憲法」は10月29日に変更になりました。 |
1月7日 | コロナ禍で炙り出された巨大スポーツイベントの商業主義化の弊害 高知大学 理事・副学長 辻田 宏 ※「つじ」は正しくは一点しんにょうです |
1月14日 | 総合討論 【司会】高知大学 名誉教授 岩田 裕 |