かるぽーと休館前の4週連続企画!第1弾
「三遊亭円楽・風間杜夫・桃月庵白酒 (休館前の)特別落語会!!」
事業報告
開催日時 | 2022年(令和4年)3月6日(日) 13:30開場 14:00開演 16:15終演 |
会場 | 高知市文化プラザかるぽーと大ホール |
入場者数 | 386名 |
2022年1月末、三遊亭円楽師匠が脳梗塞で倒れたというニュースが流れ、本落語会を実施できるかどうか難しい判断を迫られました。風間杜夫さんや、桃月庵白酒師匠も出演予定でしたので、何とか開催できる方向を探っていました。間もなく、製作を通じて、林家木久扇師匠が代役を引き受けることが可能だという連絡をいただきました。円楽師匠の回復をぎりぎりまで待っていましたが、2月中旬、代役での落語会開催を決断しました。
本落語会、前座として、桃月庵あられさんが高座に上がり「金明竹」を披露。そのあと桃月庵白酒師匠に繋ぐ予定でしたが、せっかく高知に来たのだからと、木久扇師匠のお弟子さんである林家木りんさんも高座に上がることになりました。急遽、あられさんのあとに登場した木りんさんですが、元大関、清國勝雄さんの息子という相撲ネタでがっつりお客さんの心を掴み、「力士の春」を演じました。
白酒師匠は、年間600ほどの高座をこなしているその実力をいかんなく発揮され、「転宅」という演目で多くの笑いを誘っていました。
仲入り後、風間さんが登壇。難しく覚えるのも大変だという古典落語「宿屋の富」に挑み、俳優として培ってきた演技力が光る名作でした。
大トリで高座に上がったのが、林家木久扇師匠。人気番組『笑点』での裏話や、噺家への小言を面白おかしく話してくれました。笑点メンバーの仲の良さが窺える内容で、多くのお客様から、笑い声が漏れていました。「明るい選挙」という演目では、立川談志師匠との思い出を懐かしみながらも、ユーモアたっぷりに話してくれました。
噺家の声で観客の脳裏に映像を見せるのが落語だと言います。皆さん、まくら(落語を聞いてもらいやすくするために、本編の前に、自己紹介や時事・時節ネタに触れ、会場の雰囲気をほぐすもの)が大変面白かったため、落語を初めて聞いた方でも、頭にその情景が浮かんできたことだと思います。かるぽーと休館前にお贈りした高知だけの特別な落語会。会場にお越しいただいたお客様のコロナ禍での鬱陶しい気持ちが、少しでも晴れたなら幸いです。
アンケートより
・楽しめました。また、落語をききたいです。
・桃月庵白酒さんがとても良かったので、次は是非独演会を期待しています。
・思いがけず、林家木りんさんに再びお会いすることができて、とても嬉しく思いました。
出演者変更のお知らせ
脳梗塞で入院中の三遊亭円楽師匠の代役として、人気番組でお馴染みの 林家木久扇 師匠 が出演することになりました。(2022年2月16日)
※出演者変更に伴うチケットの払い戻しをご希望の方がいらっしゃいましたら、高知市文化振興事業団(TEL:088-883-5071)までご連絡ください。円楽師匠への応援の意味も込めて、ぜひとも木久扇師匠の出演する本落語会にお越しいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
人気番組で薄紫の着物を着て腹黒ネタで人気の三遊亭円楽。俳優として数々の舞台やドラマで活躍している風間杜夫。年間600ほどの高座をこなし、寄席やホール落語会で人気沸騰中の桃月庵白酒。芸風の異なる3人の噺家による高知だけの特別な落語会。さあ皆さん、休館前のかるぽーとで笑い納めを!
出演
林家木久扇
<芸歴>
1937年 東京都出身
1960年 三代目 桂三木助門下へ入門。芸名 桂木久男で見習い
1961年 芸名 林家木久蔵となる
1965年 二ツ目昇進
1969年 日本テレビ「笑点」のレギュラーメンバーとなる
1973年 林家木久蔵のまま真打ち昇進
1982年 「全国ラーメン党」結成、会長に就任
2007年 林家木久扇・二代・木久蔵の親子史上初のダブル襲名披露を行う
2019年 日本テレビ「笑点」回答者レギュラー満50周年を迎える
2020年 芸能生活60周年を迎える
現在、(一社)落語協会相談役、(社)俳人協会会員、(一社)鯨の食文化を守る会副理事、(社)日本漫画家協会参与、ニセコ親善大使など、落語以外の活動も精力的に活躍中
六代目 三遊亭円楽
<芸歴>
1950年 東京・両国育ち
1970年 4月 青山学院大学在学中、五代目三遊亭圓楽に入門。六代目三遊亭圓生より、「楽太郎」を拝命する
1977年 日本テレビ系「笑点」のレギュラーメンバーに抜擢
1980年~ 税務大学校講師
1981年 3月 真打昇進
1994年~ 中央福祉医療専門学校客員教授
1996年 9月 ハワイ・オワフパークゴルフ協会名誉顧問就任
2007年 福岡市にて「博多天神落語まつり」をプロデュース
2010年 3月 六代目三遊亭円楽を襲名
2019年 「さっぽろ落語まつり」をプロデュース
<受賞歴>
1979年 1月 放送演芸大賞最優秀ホープ賞受賞
1981年 1月 「にっかん飛切落語会」若手落語家努力賞受賞
1992年11月 国税庁長官より表彰を受ける
風間杜夫
<芸歴>
1949年 東京都出身
早稲田大学演劇科、俳小養成所を経て、1971年「表現劇場」を旗揚げ。1977年より「劇団つかこうへい事務所」作品に多数出演。1982年映画『蒲田行進曲』で人気を博し、1983年テレビ『スチュワーデス物語』教官役で一世を風靡した。1997年より落語にも取り組み、華のある実力派俳優として常に第一線を走り続けている。
<受賞歴>
1983年 第6回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞
2003年 第58回文化庁芸術祭賞演劇部門大賞受賞
2004年 第11回読売演劇大賞最優秀男優賞受賞
2010年 秋の叙勲 紫綬褒章受章
2021年 第46回菊田一夫演劇賞大賞受賞
三代 桃月庵白酒
<芸歴>
1968年 鹿児島県出身
1992年4月 五街道雲助に入門 前座名「はたご」
1992年6月 鈴本演芸場にて初高座
1995年6月 二つ目に昇進「喜助」となる
2005年9月 真打に昇進「三代 桃月庵白酒」を襲名
<受賞歴>
1999年2月 北とぴあ若手落語家競演会「奨励賞」
2005年5月 第10回林家彦六賞
2008年3月 花形演芸会「銀賞」
2010年3月 花形演芸会「金賞」
2011年3月 花形演芸会「大賞」
2011年8月 彩の国落語大賞
2018年3月 芸術選奨文部科学大臣新人賞
【前座】 桃月庵あられ
(大阪府出身。 2017年 桃月庵白酒の門下に入門。 2019年 前座となる。前座名「あられ」)
日時 | 2022年(令和4年) 3月6日(日) 13:30開場 14:00開演 16:00終演予定 |
会場 | 高知市文化プラザかるぽーと大ホール |
入場料 | 全席指定 前売り 1・2階席4,000円 3階席3,000円 当 日 1・2階席4,500円 3階席3,500円 ※未就学児の入場はご遠慮ください 【Culちゃーず会員価格】 1・2階席3,600円 3階席2,700円 【Culちゃーず会員特典】 先着10名様を本公演に無料ご招待 3月1日(火)までに、高知市文化振興事業団にお申し込みください。 |
チケット販売所 | ・かるぽーとミュージアムショップ 088-883-5052 ・ローソンチケット(Lコード63082) ・チケットぴあ(セブン-イレブン/Pコード509-873) ※残席がある場合、ローソンチケットでの販売は、3月4日(金)23:59までとなります。 |
チケット発売日 | 2022年1月8日(土)午前10時から販売開始! |
製作 | 株式会社タイトプランニングオフィス |
共催 | KSSさんさんテレビ |
主催 お問い合わせ | 公益財団法人高知市文化振興事業団 088-883-5071 |
【来場の皆様へお願い】
新型コロナウイルス感染予防策として、本公演来場時は、マスクの着用、入口での手指の消毒、非接触式体温計による検温、連絡先の提供等にご協力いただきますようお願い申し上げます。その他詳細は、「お客様へご理解とご協力のお願い(2月24日現在)」をご覧ください。高知県が取り組む、「イベント開催時のチェックリスト」は、添付のとおりです。